映画上映会&シェア会 報告
日時:2018年1月8日(月・祝)
会場:穂高交流学習センターみらい ホール
上映:「いただきます -みそをつくるこどもたち-」http://itadakimasu-miso.jp/
定員:各回200名(先着順)
司会:給食部代表 三好祐子
シェア会ナビゲーター講師:食事療法士 辻野将、響育の山里 くじら雲 依田敬子、明科中学校校長 古幡栄一、バジルクラブ代表 鈴木達也
入場料:前売り800円、当日1,000円、高校生以下100円 未就学児無料
主催:食の寺子屋 給食部
【報告】
午前の部 108人
午後の部 104 人
夜の部 32 人
(大人、高校生以下、未就学時、招待、含む)
合計244人の方が上映会に足を運んでくれました。
アンケートは大人175に配布。回収が104。
回収率は、約60%。
給食部入部希望者は9名でした。
上映後の情報交換会にも多くの方に残っていただき、活発な意見交換ができました。今回のイベントを通じて、市民の食と健康への意識の高さを実感できるとともに、それぞれの生活環境や状況に合わせた取り組みを考えるとてもいい機会となりました。
今回の目的であった、より健康で、豊かな生活をしていただくための映画上映会としては大成功だったかと存じます。
おとこの料理教室
「男を醸す会」
7月23日(日)18:00~@穂高駅前のネーブル
第二回目となる今回のテーマは、「ビールと夏野菜」でした。
ビールに合う、夏野菜をたっぷり使った、振る舞いたくなる、おしゃれな男料理!!
旨い料理の作り方のポイントを学びネーブルの崎元夫妻にその秘伝を教りました。
横山タカ子先生 第二部 料理教室レポート
第一部でお話された
『長寿の一汁三菜(これに漬物が加わると四菜に!)』を、
実際自分たちで作ってみよう!の実習形式の料理教室は、
一部で聞いた話の内容がさらに深まりました。
こんなシンプルな調理法なのに
食材と自然な作り方でうまれた調味料(
誰もがにっこりしちゃうような 一汁三菜が簡単にできちゃうんだーと
驚きもありながら、これくらいのスタンスならば
できることからやってみようかな~って、
背中を押してもらえた時間でした。
『一汁三菜』っていうけれど、
ご飯 具沢山味噌汁 酢の物、メイン(動物性蛋白は1食60グラムまで。
と、これを毎食作るには
子育てに奮闘中の世代や仕事をしている人にとってハードル高いな
思っていたので、
信州は安価で栄養価の高い旬の野菜が手に入り、水が美味しくって
自分たちで調味料(味噌 醤油)も作れてしまうくらい、豊かな食の環境が整っているので、
それらの恵みだけで、難しい調理法(
先生はこねくりまわす調理と表現されていましたが(笑))
一工程(切ってあえる、切って煮る、切ってゆでる)だけで
美味しいご馳走になってしまうのですね。
実習で作った料理は1品が10分かからずにできてしまうものばか
本日の一汁三菜は・・・
○十六穀米のご飯
(玄米でなくても、栄養価の薄い白米にするよりかは
断然雑穀や分搗き米でもいいとのお話)
○根菜味噌汁
(だしは自分で取りましょう。
にぼしだしで頂きましたが、小さいにぼしを選べばえぐみもなく、
まるごとお汁と一緒にいただける。一物全体。)
○レンコン団子
(鶏ひき肉とレンコンのすりおろしを入れて茹でたものに、
醤油の銀あんで。子供も大好きもっちもち!)
○さしすサラダ
(きゃべつと人参を切って、先生考案”さしす調味料”(完熟梅・
食前に豆乳、粗挽き胡椒であえる。これがとっても美味しくって!
さしすの優しい味がポイントなんでしょう。今年は”さしす”
○茶碗蒸し(だしと調味料と卵液を混ぜてむすだけで、
理想な食事って、手作りで~!と思いがちですが、
質のいい魚の缶詰を使いながら野菜などの食材を合わせて一品作る
ご飯だって玄米が難しければ分づきや雑穀でもいい!
外食だってたまにはいいじゃないの!
と、あれはだめ~とかストイックな表現は全くなくって、
自分に出来るスタンスで
無理なく楽しく一汁三菜をやっていきましょうよ!
受け入れ易かったです。
”まずは3週間やってみましょ!”のお言葉がありましたが、
料理作るの楽しいな~、家族がにこにこ食べてくれている姿が
見られるような ゆるーいスタンスで意識していこうと思います(笑)
”調理道具も調味料”
というお話がありましたが、
食材だけでなく、
また違った視点での気づきがありました。
その辺も料理をする上では大切にしていきたいと感じました。
講演は20~70代(?)
年代ごとに話を使い分けて伝える表現方法に
誰もが うんうん! そうそう~!なるほどなぁ~と
がってん がってん!!できちゃう
ユーモアあふれる軽快な講話、
和装の横山タカ子先生の所作振る舞いの美しさ、
自然な製法で作った調味料で調理するシンプルな和食の美味しさを
信州は恵まれた食環境が目の前にあり、
講演会場から キラキラ輝く北アルプスを見たときに
ほんとうにいいところにわたしたちは住んでいるなぁと実感。
当たり前のようでいて、当たり前なことではないことに
日々感謝しながら、
できることから毎日やっていこうと前向きになれる講演会 料理教室でした。
企画 準備 当日の役割など、細かい打ち合わせがあったからこそ、
心配りが行き届いたすばらしい講演会になったと思います。
携わった部員の皆さん おつかれさま そして ありがとうございました!
和田典子
横山タカ子先生講演会2017年2月3日
演題~子どもを守る最後の砦「家食」~
「あなたが世界に変えられないために」(ガンジー)
まず、初めに驚いたのは、世界遺産となった「和食」
それは懐石料理でもなく、お寿司でもなく・・・
着物姿でホワイトボードに図を描いていく・・・まず「箸」と「
箸置き1つだけで四季を表現できてしまうなんて、
(これを書いていて思い出したよ 感謝)
そんな大事な「箸置き(箸枕とか箸休めとか)」
以前の「箱膳」のおはなしの四季の葉っぱにも似ていましたね。
そして、主食、汁物は手前に並べて、奥に煮物(椀物)
それに番外、漬物を加えて信州ならでは「長寿の一汁四菜」=「
食べ方は酢の物から!ここでまたびっくり。
真っ先に野菜の(蛸や烏賊は入っていない)
次に具だくさん味噌汁を半分食べ、
主食→煮物→メインという風に移って口中調味を楽しみます。
前段にあった野沢菜の漬け物の美味しい食べ方も参考にしましょう
ん?前段?
桃栗三年柿八年美人三十年、
あ~ここまで書いて一休み
内容が濃いから、
どなたか続きお願いできないかなあ~
あ~!あれもあった!砂利漬け
(けどちょっと休憩)
(文責英臣)
映画上映会&市民の情報交換会 報告書
日時: 2016年10月2日(金)10:00~12:00
場所:穂高交流学習センター「みらい」
映画:シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ
司会&情報交換会ナビゲーター講師:食事療法士 辻野将之
参加費:前売り800円、当日1,000円(学生半額)
主催:食の寺子屋 給食部
120名という多くの方にご参加いただき、7割近い方からアンケートが回収できました。特に多くの子育て中のお母さんに来ていただけたこと(託児が約30名という予想外の大賑わいとなりました)が今回のイベント趣旨に合致していました。
上映後の情報交換会にも多くの方に残っていただき、活発な意見交換ができました。今回のイベントを通じて、市民の食と健康への意識の高さを実感できるとともに、それぞれの生活環境や状況に合わせた取り組みを考えるとてもいい機会となりました。
また、実際に市販されているジュースや菓子にどれぐらいの砂糖が使われているかを当会員がメーカーに問い合わせ作成した展示もあり、より実生活に活かせるいい機会となりました。
今回の目的であった、より健康で、豊かな生活をしていただくための映画上映会としては大成功だったかと存じます。
【参加者の感想】
実は、私も映画の主人公と同じく、
その頃の私の趣味は、ケーキの食べ歩き、
そんなわけで、私も白いお砂糖の恐ろしさを体感しました。
今回のテーマは白いお砂糖でしたが、他にも、これって安全?
添加物、遺伝子組み換え、農薬などなど。
全て完璧なものを手にいれるなんて、今の社会では無理ですが。。
私たち消費者が、気が付いて、出来ることを考えていくことが、
給食部で、情報共有したり、みんなの知恵を出しあったり。
あまりストイックになりすぎず、
【感想その②】
主人公が高齢妊娠中に糖尿病を発症するところから始まりますが、
そして、彼女は砂糖の危険性を追求すべく、
一番印象的だったのは、
「我々は悪いことをしているわけではない、選ぶのは消費者だ」
選んで消費するのは私達なんですね。
見終わって思うことは、
砂糖の危険性は十分わかった。でも、
砂糖ではなく、素精糖やはちみつを使えばいいのか?
ともかく、砂糖をひかえたいと強く思いました。
以上です。
食生活アドバイザー・
杉村和江さんによる『調味料』の講座
【日時】9月20日(火) 10:00~12:00
【場所】穂高会館調理室
9月14日(水)
2:30~4:00
場所:明科中学体育館
「子どもを台所に立たせよう」
講師:竹下和男先生
素晴らしい講演でした、鋭い講演でした、
2日かけて書きました。 (文章:堂城千絵)
<9月14日「子供を台所に立たせよう」(子供が作る)弁当の日 竹下和男>
明科中学、生徒100人くらい?(もっと?
スライドが良く見えるように、
関西(讃岐)弁の竹下先生の、低く鋭い声で、まず最初に一言。
「暗くしないでください。
「僕の話をよく聞いてください、一度しか言いませんよ。
僕は年間200校をまわって講演しています、それでも、
だから、一度しか無いチャンスと思って、聞いてください」
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その内容は、とてもショッキングな内容から始まりました。
「君たちがもう中学生だから言いますよ、この日本で、
一同、狐につままれたように、シーンとなる。
「答えは、20万人です。」
私は今日は、“こどもにお弁当を作らせよう”、
(以下「」無し、竹下先生の講演内容)
あなたたちの年齢だから言いますよ、
できちゃった婚という言葉をはやらせて、
そして20歳までは脳が“遊びたい脳”。
“あんたを産んだせいで遊べない”、思って当然。 5人の10代で子供を産んだお母さん同士集まって盛り上がって話
“この子のせいで遊べない、
それをずっと言われ続けて育った子は、
でもそのお母さんも、ひとりが悪いわけじゃない、
そう思いたくないなら、20歳すぎて、心も身体も、
お腹に赤ちゃんがいるのに、お酒飲んで、タバコ吸って、『
こういうふうに言います。
<人は環境に適応する>
「この中に、家族分の味噌汁が作れる人は、何人いますか?」(
僕は年間200校を講演してまわっていますが、
“してもらう”だけの子どもたち。朝、起こしてもらう、
何でもしてもらうのが当たり前の子たち。“してもらう脳”の子、
食事を作ることは、脳を働かせること。自分で献立を考える、
喜ぶ顔を思い浮かべる。切ったり、蒸したり、炒めたり、
順番を考え、冷めないで出す方法を考える、想像力が働く。
料理をつくること、人のためにしてあげられること、
人の気持ちがわかる子は、いじめは絶対しません。
「はなちゃんの味噌汁」乳がんのお母さんは、
時には厳しく教え込んだ。鰹節を削って出汁の取り方、
掃除、洗濯、夕食のおかず、5歳のはなちゃんは、
そしてはなちゃんは毎日お父さんが喜ぶ顔を想像しながら、
1年生になったとき、周りのお友達が料理できないことに驚いた。
よろこぶお父さんの顔を想像しながら作る料理は楽しい。
危ないから、自分がやったほうが早いから、ではなく。
料理は命をいただくこと。
統計では、料理に興味を持つ年齢は6歳がピークで下がっていく。
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香川県で赴任した小中学校の校長として、10年以上、
高学年の子達が自分で献立を考え、調理し、
(スライドでは、そのお弁当を1年生がのぞき込む←
文句を言う親がいましたが、僕は一切無視し続けてやりました。(
(今の大学生の食事風景がスライドに映る。)
食事を作れない学生たち。朝食がスニッカーズに牛乳、
これが、赤ちゃんをおなかに宿す、
よその人のことじゃない、あなたたち(中学生に向かって)、
中学生にもなって、食事のひとつも作れないのは、本当にマズイ。
弁当の日で巣立った子供たちが大学生になり、
「先生、私、料理大好き。弁当の日があって料理が好きになった。
「自分がいつか親になったら、子供にも、
小学校・中学校の運動会、お弁当をじゃなくて、
文句を言い続ける親。それに折れて、
お弁当を作る、料理を作るのがめんどくさい、
そんなに嫌ですか?人に、
気持ちのわからない親。ゲームしたいから、16歳で子供産んで、
「弁当の日」 人の気持ちがわかり、喜び、悲しさを分かち合える子供に、
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本当に感動しました、考えが、視野がひろがりました。
食の寺子屋 9月の勉強会
2016年9月6日(火)
13:00~15:00
『遺伝子組み換え食品の表示の見方』
講師:松野亮子先生
場所:池田創造館
講座用の資料がたくさん準備されており
資料を見ながらわかりやすく
遺伝子組み換え表示に現状について
教えていただきました。
買い物時は「遺伝子組み換え作物不使用」の
食品を選んで買っているつもりでしたが
意外といといろんな食品に遺伝子組み換えが使われて
いることがわかりました。
表示義務のない油や砂糖、甘味を使用した食品は
これから注意が必要です。
2016年6月19日
穂高の研成ホールにて
“クスリを出さないお医者さん”三好基晴先生講演会
が開催されました!
主催:食の寺子屋給食部
後援:安曇野市教育委員会
当日の様子を竹中寿さんがレポートしてくれました。
↓
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会場は、先日三好さんからの報告であったとおり、
講演会の内容は、まず現代の医療問題から。
日本の医療費は現在40兆円に上がっているが、
現代医療は患者さんのための正当医学ではなく、
その例として、血圧の基準値の変更があげられていました。
また、ガンの治療、CT・エコー・
もう一つのテーマは「医療病」と「健康病」についてでした。
「医療病」とは「病気は医者や薬の医療がなおしてくれるもの」
玄米は体に悪いとバッサリ・・・。
理由は吸着物が良いものも悪いものもすべて出してしまうことと、玄米に含まれているワックスが小腸の絨毛にべったりとついて、栄養吸収をさまたげたり、酵素の出口をふさぐからとのことでした。
あとは酵素は意味がないということや、
そのほか印象的だったトピックスは、
腹八分については、精神的にストレスで体に悪い、
噛む回数は考えるながら食べるというのは自然ではない、
暑い日に冷たい水というのは、5℃
では何をしたらいいか・・ですが、
また、病気の一番の原因は運動不足だそうです。
最低一日5000歩、できれば一日1万歩を歩いて、
1時間30分の講演があっという間でした。
最後の質問タイムでは、
健康に気をつけたいと思うと、ついつい頭でっかちになりがちで、
この日先生は、午後に松本で陸上(走り高跳び)
そのアクティブさが先生の健康の源なのかなと感じました。
長文、お付き合いいただきありがとうございました。
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今回の講演会は企画開始から一か月ちょっとという
時間のない中、多くの方々のご協力のおかげで無事開催することができました。
本当にありがとうございます。
また、同伴の子どもを合わせると
約100名もの多くの方々にお越しいただき
有意義な時間を過ごすことができました。
食のワークショップ③ 2015年7月23日(木)
講師:自然栽培農家の山田憲吾さん。
私達は何を食べているのでしょうか?今回7月23日の給食部 食のワークショップは、自然農法の山田さんをお迎えしました。
山田さんが自然農法(外部から肥料などの栄養分を与えないやり方)に至った経緯を、自然農法、その他の農法の説明を交え、簡単にわかりやすく話して下さいました。
続いて、“自宅で簡単即完成!あなたにも作れる炭酸飲料♪“(とは全く言われませんでしたが、)そう表現したいくらいのものを実験として作りました。
あまりの「人工的」さに改めてビックリ。知識として文字で知っていたつもりでしたが、実際目にし、口にして、そのショックと言ったら・・・。
更に「本物の果実」「本物の野菜」-自然農法栽培された密柑とトマト- のジュースと、市販のジュースと飲み比べをしました。
人工的な飲料の何と懐かしく背徳的で馬鹿馬鹿しい味だったことでしょう。これから伸びゆく子供たちには決して日常的に与えてはいけない!ということを痛感しました。
素晴らしかった「本物の味」は、素人の平たい表現では全然伝わらないな・・。ちなみに山田さんは「透明感がある」とおっしゃっていましたが・・。幸せなことにその美味しさの数々は、穂高駅前のNAVELさんで入手できるそうです。良かった~。
さて、私達は何を食べているのでしょうか?一つ一つの食べ物は、それぞれの栄養成分を持ち、私達はそれらを摂取している・・はずですね。でもそれらを作っているのは、空気・光・水やそして土といった環境です。だから例えば野菜にしても、育ててくれたものの、におい、あじ がするのですね。世の中にはいろいろな考え方、やり方があり、それぞれの正しさの中で精一杯全うしているのでしょう。私達が何をどう選択していくかは、それぞれの意思に寄ります。選び取っていくことは、それを支持することに他なりません。より良いものが適正に残っていけるように行動することの大切さをしみじみ感じました。
山田さんは限られた時間でしたが、内容をコンパクトに充実させ、弁舌さわやかに語って下さいました。ありがとうございました。次回も楽しみですね。
杉村和江
食のワークショップ②が西部児童館にて6月19日に開催されました。
前回のシェフ崎元の①「味覚の授業」に引き続き、
第二弾今回のテーマは「元気になるおにぎりの食べ方」
参加費無料で、「からだと心を整える『食養生』」の著者、
食事療法士 辻野将之先生のお話が聞ける!
というとても魅力的なワークショップでした。
言わずと知れた日本人の「主食」=「米」
しかし一人当たりの年間米消費量は56.9kg(単純に収量÷人口)
1日あたり155.9g(一合と少し)
食料廃棄率である約20%を考えると、
現代日本人の平均米消費量は、実に、
一日「1合も満たない」という事実。
そんな「食」見直そう・・・という切り口からお話が始まりました。
「明治の人はお米を、一日を一人平均6合食べていた!!」
そんな話に会場はざわざわ・・・
宮沢賢治の「一日に玄米四合と...」6合よりも少なく粗食で健康に、という意味合いがあっても「4合」。
パンが食べたい、パスタが食べたい、時間がないから麺類で、
おかずが美味しい、ダイエット・・・
様々な誘惑の中そうしていくうちに、一日のうちにお米を食べる機会がどんどん減っていく現代の食事情で、
「米」=「主食」とはもう言えなくなくなっています。
今こそ「主食=米」を取り戻そう!
お米を食べること、またよく噛んで食べることで、
病気は治すことも出来る、と辻野先生。
これは同時に、よいものを食べていても「食べ方の間違いで病気になる」ということ。
「野菜を食べれば=健康」というイメージ。
しかし「おかずは食べれば食べるほど、お米を食べる量が減っていく」
栄養学的な数値ではなく、命をいただくということの重要性。
☆白米の様に胚芽は取らずにいただく
(胚芽から芽がでて、稲となり2~3000の粒が出来る)
~うみたまのお塩と自然栽培の玄米でみんなでおにぎりをにぎる~
1口目はいつもの感覚で何回噛んでいるか数える(20~30回が参加者では大半)
2口目は100回噛んでみる
3口目は唾液を飲まずに100回噛み続ける(お米は口の中からなくならない)
☆唾液が豊富な人は健康
若くて健康な人は10回ぐらいから甘みを感じる(私自身は20回すぎると)
たくさん噛むことは肥満予防にもなる。
「何を食べるか」だけでなく「どのように食べるか」
皆でおにぎりをよく噛みいただきながら食養生で大切な「氣の巡り」についてのお話もうかがいました。
〜「氣」が滞ること無く体内を巡っているか〜
「食」=食べ過ぎは氣が滞る また何を食べるか「食べ物」
「水」=作物を育てる上で、また人間も書かせない水
「空気」=呼吸 疲れている時、深く呼吸するだけで治ることも
「太陽」=規則正しい生活と適度な野外での運動。
太陽光を浴びることによってビタミンD=カルシウムの吸収
どんなによいものを食べても、夜遅くに食事、規則正しく早起きできずでは健康になれない。
牛乳飲まない、海藻もあまり食べない、魚もごくたまにじゃこを買うくらいでお肉も食べない。
その辻野さんのご長男(4歳)は骨密度が年齢の160%だったそう。
これこそお米の力と、規則正しい生活、野外での活動の結果ではないかと。
カルシウムは~mgなど「摂取量」ではなく「吸収率」どれだけ吸収できるかがポイント。
そして「心」 食べ物に固執して、「良く噛んで食べなかった・・・」とか「~を食べてしまった・・・」など、
一番大切な心の部分に問題があれば、即「氣」は滞り健康は遠のいてしまう。
〜「部分食」から「全体食」へ〜
和食の技術は、皮を剥き面取りをしてあくを取り・・・「部分食」
食養生では皮ごと丸ごと例えば葱の根も葉もすべていただきましょう・・・「全体食」
口を喜ばせる引き算の食「部分食」から、体の中を喜ばせる「全体食」へ。
まずは胚芽のついたお米を「主食」として食べるところから。
おかずを食べれば食べるほどお米の食べる量は減っていく。
全体食は野菜の皮をむかなくてもいい。
「お母さんはますます手抜きでいいんです!!」
ユーモアたっぷりの辻野先生の爽やかな笑顔が印象的な、とても有意義な一時間でした。
食の寺子屋給食部 崎元生歩子 (参考文献 食事療法士協会HPより)
2015年5月15日
安曇野市、穂高西部児童館にて
NHKカルチャーセンター講師で、元シャロムヒュッテ崎元シェフによる味覚の授業が行われました。
試食として5つの味、塩味(塩)・酸味(酢)・苦味(キハダ)・甘味(黒糖)・旨味(だし汁)を五感をふるに使って味わってみました。
例えば、同じ塩でも精製塩と自然塩とでは味わいが異なり、自然塩のまろやかなうまみを感じたり。
鼻をつまんでぶどうジュース寒天を食べてみて、香りが味わいにはたす役割も実感したり。実に興味深い内容でした〜。
食事とは五感、味覚(味)・嗅覚(かおり)・視覚(みため)・触覚(歯ごたえ、のどごし、温度)・聴覚(ジュージューと焼ける音など)すべてを使って味わうもので、その実体験が感覚器官を育て、それが豊かな生活へと繋がっていく事。
また、奥歯でしっかりすりつぶして食べる事。
そして、味わう事とともに料理すること両方を体験していく事。
このすべての事が大切だという、お話をうかがいました。
今度から、食事は薄味で五感を研ぎ澄ましていただいてみようと思いました〜。
もちろん一番大切なのは、家族で楽しく食べることですけれど!
2015年2月12日に北部給食センターを訪問してきました。
センター長と栄養士の先生お二人にいろいろとお話を伺ってきました。
2015年 1月31日(土) 13時~
食の寺子屋給食部 1月の勉強会
こころとからだが輝く学校給食を
~今、私たちにできること~
子供達の未来のために、日本全国を休みなく講演にとびまわっている杉木先生が、 「給食の現状と未来」についてお話ししてくださいました。 興味関心のある方が多く、小さな会場に予想以上の大人数があつまり大盛況でした。
講演終了後は先生を囲んでお茶を楽しみながら、一緒に食についてお話しもありました。
(終了後の主催者メッセージ)
お集まりいただいたみなさま、ありがとうございました。
また、給食部のみなさま、お疲れさまでした。
50部用意していた資料は全てなくなり、20畳の会場は、
隣りの託児室には子ども達が20名程。
床が抜けなくて、本当によかった…
杉木先生の熱く、真っ直ぐでぶれない思い
それが、
それと、給食の内容ももちろん最高だし重要ですが、同時に
いかに食の主体性をつくるかに、多くの力を注いでおられます。
塩尻市にはあり、「教育再生」
塩尻市いいなぁ…
いやいや、さても、安曇野市。
さぁどうしましょう。
まずは、「現状を知る」ところから始めましょうか。
アンケートは17枚。
カンパは4.397円集まりました。
給食部、
優秀な部員たちのおかげです。
2014年6月15日
食の寺子屋として(給食部発足前)大塚貢先生に講演をしていただきました。
大塚先生は「いじめ・非行・暴力が給食を変えたらなくなり、優秀校になった長野・真田町の奇跡!!」として有名です。